だいぶ昔の話になりますが、うちの両親が団地の一室を購入しました。親曰く、「子供が大きくなるまでは賃貸で貸しておいて、子供が2人いるから、どちらかにこの家をやって、もう一人に団地の一室をやる。」という親心で買った、というのですが、うちの実家も、その団地の一室も、これから働く若い世代が欲しがるような物件ではありませんでした。その時祖父は大反対。そういったことを考えずに、「自分達に金額で買える範囲の物件」を買ってしまったことが、大きな間違いでした。両親が買った団地の一室は、私が小学生に入る頃に建った団地で、築15年近くたっています。私が一人暮らしを始める時、親に「団地の一室に住んでいいわよ。」と言われた時に思わず、「冗談でしょ。」と返してしまいました。確かに駅までは徒歩10分くらいで近いのですが、そこの路線は風が吹くと止まる、本数が極端に少ない、と地元じゃ有名な路線。すぐそばに風が吹いても雪が降っても走り、電車の本数も多い路線が通っています。電車で職場に通う私は、そちらの沿線のアパートを借りました。団地の一室を購入するといった時、便利な方の路線の沿線沿いにすれば、と言ったのですが、両親曰く「高い。」。ただ、今となっては娘も借りない。先見の明のない素人が、「買える範囲」で買った物件は、なかなか借りても付かずに、固定資産税だけが重くのしかかってくる。安易に不動産投資はするもんじゃない、と、しみじみ思いました。